ヤンキー君のお隣に♪<完結>

そう舞ちゃんが言ったとき、一瞬、ほんの一瞬だけどまやちんは悲しそうな顔をした。





「俺も同感。人を脅して自分の言う通りにさせる奴、嫌いだな。」


舞ちゃんの後ろからともくんが出てきた。

「松山君…」

まやちんは一瞬にして固まる。

「奈保ちゃんが松山君や高倉君と仲良くしてるのを止めさせる権利、あなたにはないでしょ?」

舞ちゃんは勝ち誇ったような笑みを浮かべてまやちんを見つめた。


「それに…」