「木下さん、ちょっといい?」

高倉君を好きだと自覚した次の日。

私は松本真弥(通称、まやちん)の取り巻きの子2人に呼び出された。


「今日の放課後、視聴覚室。まやちん呼んでるから。」


それだけを伝えると、2人はどこかへ行ってしまった。