それから私の家に着くまで二人とも黙っていた。


なんとなく恥ずかしくなったから。


「じゃ…また明日。」


「うん。」


高倉君の姿が見えなくなるまで見送った。






…初めて見た。

高倉君の笑顔。

あんなきれいに笑って。



思い出すだけで顔が赤く染まる。

ドキドキする。


私は高倉君に恋…しているのだろうか。