お父さん、ウチは愛されてんで。



地球におるみんなに負けへんくらい、めっちゃ優しい愛をもろとるよ!



「ほんま、おおきに!」


「誕生日に気付かないから、間違えたのかと焦ったよ」



雨宮センセが頭を掻きながら、ウチに向かってウインクをしてきた。



「ははは~…」


「馬鹿だからな」


「きぃ~!馬鹿やないもん!」


「そうかよ」



誕生日やからって何かが違うワケもなく、いつもと変わらんウチら。



「プレゼントがあるんだ」



雨宮センセがイタズラな笑みで言うもんやから、何かと身構える。