ドアを閉める雨宮センセに返事をしてから、白いレースのワンピに着替えた。



まったく……。



あのボッサボサ頭のせいで、ビクビクしての旅行やったやんか!



楽しめるハズやったのにから~!



一生許したらんからな!



……って、もう会うコトもないんやろうけど。



「冬姫、行くぞ」


「うん!」



ケータイだけを持って、ドアを開ける久世に近づいた。



「の前に……」


「っん…」



またキスされた~…!



なんかキャーッてなるんやけど!



心臓キュンキュンしまくりなんやけど!