自覚ナシが一番怖い…。



「それより、服を着たら?」



さっきまでの口調からガラリと変わった雨宮センセは、久世のバスタオルを指さした。



雨宮センセ、おおきに……!



今ほど雨宮センセに感謝したコトはないわ~!



言いたくても、どうしても自分から言うのは気が引けると言いますか……。



兎に角、恥ずかしいワケ。



「お前等どっか行け」


「朝食だよって言いに来てあげたのに…」


「はいはい」



適当に返事した久世は、服を持ってバスルームに戻った。



「じゃあ、後で百合の間ね」