俺様保健医の甘い罠《fin.》



………ん?



なんか変な気がする…。



目を開ける前に感じてた視線って、ほんまに久世だったんやろうか?



違うような気がしてきた。



それに、今感じるこの視線。



昨日のお風呂で感じた視線と同じような気がする。



「怖い……」



けど、このままではおられん。



よしと呟いて、窓のほうにバッと振り向いた。



「ぎゃーーーっ!」


「冬姫!?」


「久世……って、きゃ///」



頭がボッサボサの人影が見えて叫んだら、下半身にタオルしか巻いてない久世が出てきた。