妙に冷静な自分がいる反面、間近にいる久世に心臓が破裂しそうになって頭が爆発している自分がいた。 でも表に出ているのは、やっぱり妙に冷静な自分。 「何するん…?」 「オトナの遊び」 色っぽい久世の視線とウチの視線が絡み合って、艶のある久世の声が耳に響く。 ぽーっとなる頭と体。 「どんなコト……?」 「こーいう事」 そう言ったと同時に、久世の温かい唇が重なった。 最初は短くて優しかったキスも、次第に長く荒くなっていく。