俺様保健医の甘い罠《fin.》



む~…ウチに全く構ってくれん!



折角二人でおるっちゅうのに~……!



ちょっとは構ってくれたってええやんか~っ。



不服なウチに気付いとるはずやのに、それすらも無視してくれちゃう久世。



「布団敷いてやるから寝ろ」


「い~や~」



駄々をこねるウチを無視して、布団を敷きだした。



敷き終わると無理矢理布団に入れられた。



立ち上がろうとした久世に手を伸ばして、キスをした。



自分からは初めてやけど、恥ずかしい気持ちはなくて、嬉しさが込み上げる。