3人で夜の中庭へ…。

 俺は適当に力を使い…寮生たちの記憶を消した。

 「さっき…悪かった」

 ヨシがAKIに謝る。

 「…ヨシってSか?」

 「…まあ~Mじゃあねえな~。好きな子苛めるのダイスキだから~」

 「……」

 あそこで泣かず、逆に開き直るAKIの気の強さに驚いた…。


 
 前世のヴィーナスとは全く…性格まで違う。


 自分は護られているだけの存在から…俺たちとともに戦う存在に変わっていた。


 頼もしいヤツだと思った。