「俺がそんなに気になる?」

 「そりゃ~まあ~」

 「……ヨシとヒロには言うな…お前が俺のファンだって…」

 「ど、どうして?」

 「……あいつら…お前のことスキだから~前世からの運命…赤い糸と言うか…」


 ヤッキーの口から運命とか赤い糸とか言われると…ますます意識する。


 ボクは紅くなった頬を隠すように…ヤッキーから顔を逸らす。


 「……俺が3人の中ではいちばん…安心だから…」

 「え、あ……うん…」

 高鳴る鼓動と格闘しながら、声を押し出す。


 「ポスターは剥がしておけ…代わりにケータイで写真撮らせてやる」

 「え、あ…」

 
 ヤッキーの申し出に素直に喜ぶボク。ダメだ…ボクは…ヤッキーに恋してる><