恭はヨシを呼んで…ヤッキーとヒロの後を追ってしまった。
正直、ボクも…ヤッキーの父親のことが気になっていた。
「今…ヤッキーの父親が会いに来てるって…」
「ああ~来てるぜ~」
ヨシはタバコを口元から離して、空に煙を吐き出す。
「…育ててくれた…だけでも…ヤッキーの親は立派だ…いい親だ…」
ヨシの声には羨望が混じっていた。
「ヨシの両親は?」
「知らねえよ~。俺は生後まもなく…施設の前に捨てれていた捨て子だからさ…」
「えっ!!?」
「きっと…この血のような瞳が…キモかったんだ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…