「落ちていくのだろうか、このまま」

日ホン帝国の後を追い、消えた命は数知れず。

わたしもその一部になるのだろうか。

チリンーチリンー

何処かで火が燃える。かつての姿をとどめるものは

もはやいない。

「我々は大英帝国の裏切りにあったのだ。」

かつて誰かが言っていた。

本当だろうか。 本当に我が国に、わが身に間違いがなかったと言えるのだろうか。

心の声に従い私は山道を通り、かつての都市へ行ってみることにした。