―――――初デートの2日前・・・



「え、いいんですか?」



私はタロウさんのお店のカウンター席に座りながら、携帯片手に感激の声をあげていた。


カウンターの中では、タロウさんも何事かとびっくりしながら私を見てる。



「せっかくのお休みなのに、私なんかのためにいいんですか?」


『私なんかじゃなくて、真子のため…いや、まぁ…俺のためか。』


「/////。」


『まだどこにも出かけてないだろ?
…2人で。』


「…はぃ。」


『買い物でも飯でも、いくか。』


「はい♪」


『フッ、いい返事だな。』


「ぁ…////。」


『じゃあ、まだ連絡する。』



―――――ツーツーツー・・・…



「あらやだ、この子ったらニヤケてるわ。フ~、ニヤケ顔も可愛いのね。まったく」



タロウさんが呆れる前で、私は嬉しさとドキドキで胸がいっぱいだった。


だって、凉さんと初めてのデート!


緊張するよ~。。


でも、楽しみだなぁ♪♪



初デートに向けてドキドキの私、高2。