恋するgirl★~番外編~




ついに来てしまった次の日の朝。



よし、今日まこちゃんに好きっていうぞ。


う~やべ、超緊張してきた!



そんなこんなでいつもより30分も早く警察署についてしまった俺。



「お、そうだ、あったかいミルクティーでも買ってあげよ。」



イメージでまこちゃんはミルクティーが好きという勝手な思い込みをしながら、警察署の裏手にある駐車場の自販機へ向かった。



そして俺はそこで衝撃的な場面を目の当たりにした。



「やっぱまだこの時間は誰もいないな。」



まだ署員もまばらに出勤するこの時間帯。


数台の車が止まってるのを横目に、自販機にお金を入れる。



――――チャリン。



ガーン、百円玉がぁ~~~!


這いつくばって自販機の下に必死に手を伸ばす。


すると真横になった俺の視界に見たことのある黒い車がすぐ先に止まった。



先輩早いな。


そ、矢吹先輩のご出勤です。



「ん~…とれた♪」



100円玉を握りしめ、立ち上がると…
どこからか、俺の大好きなあの優しい天使のような声が…



「おはよーございます。」



まこちゃんだぁ♪


おは……………


え?