どうも、初めましてですね。
俺、矢吹センパイの可愛い部下で
宮川 陸(ミヤガワ リク)といいます。



刑事になってまだ2年目のまだまだヒヨッコの俺ですが、矢吹センパイに可愛がってもらってます。



矢吹センパイは、みなさんも知っての通り冷徹クールな鬼刑事ッス。


もうすでに自供した犯人にも容赦ないんですよ…ホントに。



それなのに、婦警達には超モテモテ。
なんでなの。いいなぁ…。
ま、カッコいいもんな…矢吹センパイ。



「おい、宮川。ブツブツ言ってる暇があったら早く報告書あげろ。」


「はいさ。」


「(ギロリッ。)」


「は、はい!わかりましたぁ!!」



おっと、あんまり喋ってると矢吹センパイの鉄拳が…。


ちょっと待って下さいね、まだ本題にも入ってませんが、この報告書をあげなければなりません!



――――――15分後。



おまたせしましたー!
さて、今回のお話は…なんと初登場なのに俺が語らせてもらいます!



今からお話するのは、ちょっと悲しい俺の恋のお話。



あ…やべ、思い出すだけで泣けてきた…。


それは今から一年前、俺が刑事になりたてホヤホヤの頃のお話。