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私の家族と凉さんの初対面の日がやってきた。
夜7時の約束になってる。
そして、肝心の場所…
――――――カラン♪
「いらっしゃ~い♪あら?」
「こんばんわ。タロウさん。」
そう、タロウさんのお店。
普通どこかの料理屋さんとかかもしれないんだけど、なんか堅苦しい感じは嫌だからやめたんだ。
そこでタロウさんのお店に。
気も遣わなくていいし、美味しい料理も食べれるからぴったりだよね。
事情を説明すると、タロウさんは張り切ってご馳走作ってくれることになった。
「ここが行きつけの店なのか?」
「うん。良いところでしょ?」
お父さんが店内をキョロキョロと見回してると、
「どうもぉ~ここのマスターの姫野タロウですぅ。今日はおこしくださってありがとうございますぅ。真子ちゃんのご家族さんに会えるなんて感激ですわぁ~。」
超ハイテンションなタロウが挨拶しにきた。スキンヘッドでオネエ言葉のタロウさんにお父さんは…
「・・・」
ポカーンと呆気にとられてる。



