「やっと紹介してくれるのね～。」
「うん、遅くなりました。」
「なぁなあ、イケメン？？」
「う、うん////。」
「あら、楽しみ♪」
「ちょ、詳しく訊かせろよっ。」
お兄ちゃんとお母さんが盛り上がってしまった頃…
――――――オホンッ！！
「詳しく教えなさい。」
「う、うん。」
ちょっと不機嫌なお父さんに私は凉さんのことを大まかに紹介した。
凉さんと三年前から付き合ってること。
凉さんが刑事さんだってこと。
あと…
「はっ!?１０歳年上!?」
「かなり離れてるわね。」
「・・・」
そう、私と凉さんが１０歳も年が離れてること。
さすがにみんなびっくりして唖然としていた。
すると、
「来週の日曜日で時間がとれるか聞いておきなさい。」
お父さんはそれだけ言うと奥の和室へと入ってしまった。
心配そうな顔をした私にお母さん達は、ちょっとふててるだけよって言って笑ってた。
お父さん…凉さんが本当に尊敬できる素晴らしい人だって、解ってくれるかな？
