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「なぁ、真子。」
「?」
その夜、愛を確かめ合ったその後…ふと凉さんが私を呼んだ。
凉さんのあったかい二の腕を素肌で感じながら、そっと凉さんの顔を見上げる。
「今度、真子のご両親に挨拶したい。」
「え!?」
突然の提案に思わず、びっくりしてしまった。
「真子と付き合って3年だ、ちゃんと挨拶したいと思ったんだ。…ダメか?」
「いえ…嬉しいです。」
「じゃあ、またご両親に都合のいい日を聞いといてくれないか?」
「はい。」
凉さんを家族に紹介するのかぁ…。
なんだか今から緊張するなぁ~。
でも嬉しい。
お母さんびっくりするだろうなぁ。
凉さんすごーくカッコイイから。



