恋するgirl★~番外編~




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いつの間にか寝てしまった。


目が覚めた時には、孝兄と瞳がお茶を持って部屋に入ってきたとこだった。



「お茶にしよー。あ、大チャン寝ちゃってたでしょー。」


「寝てねーよ。ムニャムニャ。」


がっつり夢の中だったけど。


「あ、孝兄おかえり。お土産は?」


「ハイハイ、ただいま。土産は車ん中だ。」


「やったぁ。後で取りいくー。」


出張帰りだってのにいい男だなぁ。
おっ、高塚達に紹介してやんないと。


「お前ら、この人が瞳のダンナの孝幸。」


「よろしく。」



俺が孝兄を紹介して高塚達を見ると、
何故か奴らは、正座をしてもじもじしていた。

なんだこいつら。


「はい、孝幸のお土産のケーキ。」


「おー、美味そー。」


ケーキを見て真っ赤になる高塚達を尻目に、俺は早速ケーキをパクついた。


「お、うまっ!」



ふわふわのクリームが超絶品だぜ♪
夢中でパクつく俺はふと隣の高塚達の異変に気づく。


「食わねーの?てか、お前ら、顔赤くね?」



ケーキに手をつけず、顔を真っ赤にしている高塚達。

すると、そんな高塚達に孝兄が…



「遠慮とかしなくていいぞ、俺もさっき“味見”したけど甘さ控えめだから。」


「あ、いや、はぁ、あじあじ、味見…」


いきなりどもりながら、慌てる高塚。
ん?おかしいぞ?こいつ。


俺が寝てる間にこいつら、何かあった?

と、俺もさすがに不思議に思ってると…



「どうした?さっきから顔赤いけど………




…………刺激が強いものでも見た?」




孝兄がそんな事を言った。


何でそんな事聞くんだろ。



「いや、何にも。俺ら何も見てません。」



高塚達は一斉にそう言うと、ケーキをかっ込んでそそくさと帰って言った。



おかしー奴ら。
ま、勉強会もいい感じに終わったし、やれやれだな。


なんて、


バカな俺は、次の日高塚から俺の知らないところで目撃した例のクリームプレイ事件の一部始終を聞いた。


そして、孝兄のご機嫌が良いことを心から願った。


だって、今日…孝兄にマンションに来るように言われてるんだもん。



一体、俺は何をした…