「瞳、後で真子チャンにメールしてあげな。」
「うん。…えっ?あっ!?」
慌て出す瞳の肩をそっと掴むと、そのまま玄関のドアに背中を預けさせた。
「俺が欲しいもの、頂戴。」
そう言って、顔を近づけると…
「恥ずかしぃ…」
赤くなって俯いてしまう瞳。
可愛いやつ。
「瞳は欲しくない?」
可愛すぎて、ちょっと意地悪したくなった。
「ん、…意地悪。…分かってるくせに。」
「言ってごらん?」
「………キス、して?」
「良くできた。」
「………っん。」
出張に出てた分、たっぷりと瞳の唇を味わう。
舌を絡めると、まだぎこちない動きで絡めてくる。



