ーーーーというわけで、



「お邪魔しま~す。おー沖田さんちだぁ。」


「どうぞ~、私の部屋2階上がってすぐだから。真子、案内よろしく。」


「ん、わかった。」



真子チャンを先頭に高塚とそれに便乗した男子2人が階段を上がっていった。


じゃあ、俺も…



「大チャン。」



瞳が呼び止めた。
振り返ってはいけないと、空気で察した俺。



「大チャン。」


「はい。」



振り返ると、笑顔の瞳が立っていた。



「何でうちなの?
だいたい、流れだと大チャンちでしょ。」


「いやぁ、男子からの強い要望で…ほら、真子チャンも安心するしさ。」



恐る恐る言い訳をすると、瞳は俺の耳元まで来ると…



「スイーツ食べ放題2回ね。」


「…はい。。」



恐ろしや、幼なじみ。
そして、瞳と2人で飲み物を持って2階へ上がった。