プリマへの扉

あの鞄…スクールバックだった。


しかも私の学校の高等部の…


よく考えたらあの制服だって…


じゃあ私の先輩かぁ…あんな人いたんだ…。


あんなかっこ良かったら目立ってるはずだけど…




私の学校は中高一貫。
でも、だからって特別関わりはないんだけどね…



ちょっとして男の人が帰って来た。

「お待たせ。
はいっ。これで冷やしといて。」


そう言って濡れたタオルハンカチを渡してきた。