プリマへの扉

「泣くのはやめなさい。
あなたは本当はバレエをしたくないのよ。」




「…っ………違います。」



「あなたは無理にしたいと思い込んでるだけなのよ。」



「違う…」




「あなたはあの事があってそれを理由にただ逃げているだけ。」




「違います!」




「周りの目を気にしているだけなのよ。あなたは誰かのためじゃないと踊れないのかしら…。」




「違います!!!!」




違う…。違うよ!!!!




「私は!!バレエをどうしても踊りたい」