「う…うん。大丈夫?」



ドキドキドキ……


「な……なにがですか!?」



「いや、慌ててるみたいだから。具合でも悪い?」


ドキドキドキ……


「ぃ…いえっ!ぜ…ぜんぜんっ!」




何ドキドキしてんだ!私!!
おさまれ私の心臓!!



「そうか?」


ドドドド……

「はいっ!」



ヤバイヤバイ!!

ヤバいでしょ!?私どうしちゃったんだよ?



「やっぱ…顔…赤いけど…大丈夫?」



先輩が私の顔をじっと見てきた。




ドキ!!


先輩の深い青い目が私を見てる!



ぁ…ぁ……わわわ!


「じ…じゃあありがとうございました!」



そう言って私は急いで玄関に向かった。