「先輩っ!!」




「おっ!出てきた!家にいたのか」




「はい、すみませんでした。ね…寝ちゃってて…」




「そっか、あっ!聞いたようちのバレエ団に入るかもしれないって。」




「はい。そうなんです。私も偶然先輩のバレエ団進められてビックリしました。」




「だよな。俺も母さんから聞いて驚いたよ。
あっ!!
マリちゃん忘れ物しただろ?」




「えっ!?なんか忘れて出てきました?」




「このシューズ、マリちゃんのだろ?」




あっ!私のだ!忘れてでてきちゃったんだ。



「はい。私のです!ありがとうございました!」




ぁ…………





シューズを手渡してくれたとき先輩の手が少し私の手に触れた。





「うん、もしかしたら今日家で練習するのに必要かと思ってさ。」




「………………」




「おーい…。聞いてる?」



………っ…………



「はいっ!助かりました!ほんとにありがとうございました!」