プリマへの扉

ははは…だよね〜…



「ん……まぁ今度会った時に話ますから…じゃ…」





「え!っあ…!ちょ!ちょっと!マリ!!」




そして電話を切ろうとした時




「マリ!!あいつ!!いなかったよ!向こうにっ!!」





……!!!



えっ!!




慌ててまた携帯を耳にあてた。




「誰が!?」




「だからあいつだって!あんたの初恋の!!無口くん!!」





………




「そっか……そうなんだ…。やっぱり…。姉さんありがと。じゃ。」




電話を切ったときにはちょうど家に着いて

重い足どりで自分の部屋に入った。





ばふん!



ベッドに倒れ込み天井を見ながら


……っ……はぁ〜……




でっかいため息…。

若いのに…

まぁそんな都合良く見つかるわけないか…。