プリマへの扉

そのとき


私の携帯が鳴った。



あれっ!?
非通知からだ。誰だろう…?


ちょっと怪しいから出ないでおこう。



しばらく携帯は鳴りつづけたけれど。やがて音はやんだ。





誰だろ?

まっいっか。



そうしてまた歩き始めたらまた


「トゥルル〜トゥルル」
非通知から電話がきた。


こ…これは出なきゃだな…



「…はい。」





「あっ!やっとマリでた!!」




「あっ樹里ねーさん!!」



「はー良かった!!まだ覚えててくれたよ。」





「当たり前!いつ帰ってきたの?」



樹里ねーさんは私のバレエの先輩☆


3歳年上で優しくて格好よくてアメリカにバレエ留学をしていた憧れの先輩。