プリマへの扉

そして今は午後2時


麗子バレエ団の前にいる。ため息をつきながら中に入ると
ちょうどちびっ子バレエのレッスンが終わったみたいでかわいい子達がスタジオから出てきた。




かっ……可愛い!!


こんな暗い気持ちじゃだめだ!と思い




「こんにちはー!!」
と元気良く言った。




すると奥のレッスン室から「ハーイ」

という声だけ聞こえてちょっと待っているとスタジオから先生が出てきた。




声から何となく分かってたけど、やっぱり…!



先生は先輩のお母さんだった。