眼鏡のあなたを見れる時間はたったの5分。

電車で寝ている私は、あなたがどこの駅から乗ってくるのかすら分からなかった。


何より1番分からないのがこのドキドキした心臓。



この気持ちは何ですか?



恋をしたことすら分からないまま始まった恋。




名前も知らないあなた。

ただ、眼鏡をかけていることしか分からないあなた。



たった1本早い電車に乗ったことからの始まり。

これがまさしく、
"早起きは三文の得"ー――?