眼鏡をかけたあなたはスーツを身にまとっていて、同級生の男子には感じない大人のオーラがありました。 だけど、このドキドキ感が何か分からない私はたまたまだと自分に言い聞かせて学校へと急いだ。 眼鏡の君の後ろ姿を見ながら…。 電車も同じ降りる駅も同じなら歩いている方向も同じ…? 横断歩道の信号が赤から青に変わるのを待ちながらそんな事を考えてた。 だけど、横断歩道を渡れば眼鏡のあなたはすぐに左に曲がり、私はそのまま真っ直ぐ進む。 たった5分の時間ー…