「……お母さん、私ね…お母さんのこと嫌いじゃないよ。……一騎も全部知ってるし。私は帰るね。一騎私が居なくても亜李奈が居るから大丈夫でしょ?ばいばい。」 静かに病室のドアを閉めて、病院を後にした。 何度も呼ばれたけど…… 振り返ったら…… 亜李奈の言葉に甘えてしまうから………