「麗李奈いままでありがと。」 そしてごめんね。 「別にいいよ。…それより亜李奈一騎のこと大切にしてあげてね。」 意外だった。 麗李奈がヒトのことを心配するなんて。 「そんなことわかってる。……まさか麗李奈…一騎のこと……」 「好き?そう言いたいの?あんな男私が好きになると思う?」 麗李奈はいつもこう。 自分の気持ちを表に出さない。