私の王子様




「……ここが、居候先?」


丘をジャンプし、てことこと砂利道を歩いてやっと着いた家……



私の家よりは二倍ぐらい広い敷地。



「…ちょっとでかいなぁ。」


恐る恐るインターホンを押してみる



ピンポンピンポンピンポーン



……何回ピンポンがなったのだろう…。



少し大きなドアからでてきたのは……少し若いおじさん。



「よくきたね!陽菜ちゃん」


「あ、これからお世話になります!」



スッゴク優しそうなおじさん。


さっきまでの不安が徐々になくなっていった。