「ん。ほら。」 誰もいない教室に着いたあたし達。 あたしに鞄を渡してきた。 「…何?」 「何って…帰んねぇの? 途中まで…送ってやるよ。 だから、早く鞄持て。」 「…だ…大丈夫だよっ!」 「薄暗いし。 女1人歩かせれないだろ…。」 「でも…悪いし… それにあたしと一緒にいるの見られたら嫌じゃない?」