「橘に教える理由?
やっぱりお前、気づいてなかったんだな…

じゃあヒント特別やるよ。

昨日橘が一生懸命アピールしてた男の名前は?」

「…っっ!!なんでそれをっ!!
盗み見?!ストーカーッ!」


「ちょっ!叫ぶな!」


慌てて橘の口に手をあてた。


「ふがっ!ひゃなひぇ!」

「"離してください"
だろ?」


そう言って笑うと橘の動きが止まった。