お兄ちゃん…?! 『鈴華…今日帰らなくてもいいぞ』 「えっ?!」 『俺、今日も大学に残るから… また優に頼むかな』 「お兄ちゃん…」 お兄ちゃんの優しさかな…? まるであたしの気持ちを読み取ったような電話に笑みがこぼれた。