小さな姫





私達は屋上に向かった。




屋上についた所で私のケータイが鳴った。非通知だった。少しいやな予感がした。私のケータイに非通知なんてあり得ない。だけど電話に出た。



「だれだ??」

少し低い声を出したから屋上が静かになった。


「あんたの妹は俺達が拉致ったから。取り返したかったら6時に△△公園の裏の空き地に来い。1人でな。」


「わかった」



そして電話を切った。