「ちょっと待ってね」

 と、ひとみは焦らした。

「ときめくことが書いてあったらどうする? 付き合うの?」

 と、美紀子がありえないことを口ずさんだ。

「ねえ、何て書いてあるの? 読んでよ」

 と、慶子も興味津々である。