「そ、そんなことはありません」

「では、いつもいるのはどう言うことだ?」

「お、音楽室にいるのは掃除をたのまれて……」

「本当か?」

「ほ、本当です」

「今も掃除に行け!」

「で、でも、ふ、藤美先生に頼まれていません」

「いいから、行け!」

「だ、駄目です……」

「それは、さっき聞いた! いいのか? 生徒にラブレターを渡した件を教頭に言うぞ!」