「まさか…香帆と知香さん?」


「えぇ。そうよ。サクリア」


香帆らしき女の子があたしの肩に回す

全然容姿が違うためびっくり



「あたしはイリア・ブルーキン。覚えてるよね?小さい頃遊んだでしょ?」


「イリア?!久しぶりー」


「ったく、いつも会ってるけど、この姿は久しぶりだから仕方ないわね」




なんか本当に懐かしいよ…


イリアは昔からの親友。
最初はあたしの話し相手だったもんね。




一応、イリアも上級貴族。

貴族の中には上から上級、中級、小級とある




「そいえば、ユノアール?行くのはあたしたちもよ」


「言うと思ったわ。リサーム」


リサームことブルーキン家の母。


「で、行く前に聞きたいことがあるの。」


「みんな、覚悟はいい?こっちの世界にはもう帰ってこれないからね」



「「「「はい」」」」



この覚悟はみんなあったみたいだね。


あたしたちは転移魔法でスノール国へ向かった