―――――――――
―――――――
テーブルの上に出来たてのお弁当を置いた。
千春の家から帰ったあと、メモを片手にまた作ったのだ。
お弁当の隣には硝子の子瓶
その中に入っている可愛いキャンディ
先輩がこれを買うところを想像したら何だか笑えた。
窓を見ると悠登の部屋の電気は付いていなかった。
せっかく味見させようと思ったのに
出来たてのお弁当を見つめながらにまにましてるうちに、悠登の部屋の明かりが付いた。
***
「悠登、ご飯食べちゃった?」
「っ!ノックしろって」
―コンコンッ
「だから開ける前っ!」
「悠登、ご飯は?」
「……まだ食ってねぇけど何で?」
「ジャーンっ、里緒菜の手作り弁当!味見してほしいの、早く食べてよ」
「味見?」
「そ、食べたら感想聞かせて?男の意見が聞きたいの」
「まさか慶吾先輩に食わせる前の毒味か?」
「ピンポンピンポーン♪」
悠登は私の顔を見たあと、無言で箱を受け取り、黙々と食べ始めた。
「どう?どう?」
「……普通にうまいよ」
「ほんと?」
「ああ」
何かいつもの悠登らしくない
「何かあった?」
「は?別に何もねぇよ」
やっぱり元気がない
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テーブルの上に出来たてのお弁当を置いた。
千春の家から帰ったあと、メモを片手にまた作ったのだ。
お弁当の隣には硝子の子瓶
その中に入っている可愛いキャンディ
先輩がこれを買うところを想像したら何だか笑えた。
窓を見ると悠登の部屋の電気は付いていなかった。
せっかく味見させようと思ったのに
出来たてのお弁当を見つめながらにまにましてるうちに、悠登の部屋の明かりが付いた。
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「悠登、ご飯食べちゃった?」
「っ!ノックしろって」
―コンコンッ
「だから開ける前っ!」
「悠登、ご飯は?」
「……まだ食ってねぇけど何で?」
「ジャーンっ、里緒菜の手作り弁当!味見してほしいの、早く食べてよ」
「味見?」
「そ、食べたら感想聞かせて?男の意見が聞きたいの」
「まさか慶吾先輩に食わせる前の毒味か?」
「ピンポンピンポーン♪」
悠登は私の顔を見たあと、無言で箱を受け取り、黙々と食べ始めた。
「どう?どう?」
「……普通にうまいよ」
「ほんと?」
「ああ」
何かいつもの悠登らしくない
「何かあった?」
「は?別に何もねぇよ」
やっぱり元気がない

