最後に俺がお前の手に触れたのはいつだろうか。


久しぶりに触れたお前の手は相変わらずあったかいな。

前はそのあったかさから何も感じなかった。

けど今は、触れてて気持ちいいあったかさ。

毎日の生活が”楽しい”ということが伝わってくる。


お前は俺からいつものように逃げるかもしんねえ。

だけど、再び重なった俺等の手。

たとえ俺から逃げたとしても

俺はお前を捕まえてみせる。

もう絶対ぇ、お前を離さねえから―――。