何回書き直したかわからない一枚の紙。

何回も消してぐしゃぐしゃになった一枚の紙。

その一枚の紙にたくさんの想いがつまっている。

君への大きな想いが。

だけど君にはあの子がいる。

あの子といる君はいつも輝いてるんだ。

君の輝きを私のせいで傷つけたくない。


だから。

私の想いがつまったこの紙は渡さないよ。

君が輝いていると私も輝けるから―――。