そうこうするうちに、デザインができあがった。 凛子がざっと色もつけたスケッチブックを見て、片岡君は満足そうにうなずいた。 「うん、いい感じじゃね?」 二人の意見がまとまったのを見て、航君が口を開いた。 「じゃあ、これをあとはパソコンで……」 そのとき、片岡君が待ったをかけた。 「うーん、ちょっとその前に」 航君は黙って片岡君の顔を見た。 片岡君はスケッチブックを見つめ、何か考えていた。