「うーん、赤とかいいんじゃね? 目立つだろ?」 「そうねえ。 真崎君のポスターがブルー系だったから、対照的でいいかもね。 じゃあ……」 ポスターのデザインを話し合う二人を、私は黙って見ていた。 こういうことは、何も提案できない自分が悲しい。 ただ、黙って見ているしかなかった。