いつも冷静な航君が、珍しく動揺を見せた。 「冗談じゃない! せっかく今年はまともに活動できると思ってたのに!」 しかし、森先生はそしらぬ顔であごを掻いてる。 「5人以上部員がいない部は廃部と決まってる。 つぶしたくなきゃ、誰か友達誘ってくるんだな。 できれば、パソコン使える優秀なやつを頼むなー」 それだけ言うと、森先生はヒラヒラ手を振って隣の生物準備室に行ってしまった。