その笑顔がすごくはればれとしていて、私も嬉しくなった。 「うん、よかったね!」 私がそう言うと、航君はフン、と鼻を鳴らし、隣の生物室の扉を開けた。 「せっかくここまで来たんだし、ちょっと実験して行くから」 すると、凛子も渡り廊下とは反対に歩き出した。 「私も、美術部に顔出してから帰ることにするわ。 じゃあね!」 「あ、うん、バイバイ!」 慌てて二人に別れを言うと、廊下には私と片岡君だけが残された。