どうやらそれは、片岡君の親愛と感謝の表現らしかった。 「痛い、将吾!やめろ!」 逃げ出した航君はこめかみをなでながら、反論した。 「俺はいいとこなんて持っていってない。 言っとくが、森先生の研究の手伝いは本当にハンパないんだぞ! 真崎め、いい気味だ!」 なんか、航君、本気でそう思ってるみたい。 すごーく悪い顔してニヤニヤしてた。 でも、片岡君はそれには気づいてないのか、それともそれでも構わないのか、 「ああー、めでたしめでたし、だな!」 と笑った。