「先生、俺は去年1年間、合計約150時間、先生の研究の手伝いをしました。 俺は不本意に、先生にだまされて、働かされたんです。 部活動、という名目で。 でも、その内容は決して生物部の部活動とはいえないものでした。 俺はなくした貴重な時間をどうしても諦められません。 校長と教育委員会とPTA会長に、先生の仕打ちに抗議する文書を送ろうかと思ってるんです」 航君はそう言って森先生を見つめた。 「……航平、それは、俺をおどしてるのか?」 先生が聞くと、航君は首を振った。